2026年6月13日(土)開業医・開業志望医師のための勉強会「いせこみゅ」の第22回目が開催されました。
今回は「激変する医療業界の最新データ」と、クリニック経営の命運を分ける「判断の孤独」をどう乗り越えるか、リアルな戦略が飛び交う濃密な時間となりました。

開業初期に潜む「4つの落とし穴」
医療機関の倒産が過去最多を更新する中、技術だけではカバーできないリアルな現実をもとに、参加した先生方による熱いディスカッションが行われました。
- 資金繰り: 診療報酬の入金遅れを見据え、最低6ヶ月分の運転資金が必須
- 立地選定: 感覚的な物件選定による、想定患者数の大幅な下振れ
- 採用・定着: 応募者不足(42.2%)が深刻。理念なき採用は一斉退職のリスクに
- 集患戦略: 内科の損益分岐点は1日40〜45人。「待てば患者が来る」時代は終了
2026年度の診療報酬改定を背景に開業医の61.3%が「不安」を抱く現状について、伊勢呂先生が質問に直接回答する場面では、会場から「実利的なアドバイスが聞けて非常に勉強になった」と多くの声が寄せられました。
真の壁は、開業前1年半に集中する「判断の孤独」
開院前の12〜18ヶ月間、院長には資金調達や採用など重大な決断が一気に押し寄せます。しかし、開業医の53%が「経営の相談相手はいない」と回答。
先輩には弱音を吐きにくく、業者には本音を委ねにくいなどこの「判断の孤独」こそが、あらゆる失敗を誘発する真の要因です。
これに対し伊勢呂先生からは、ご自身のリアルな開業経験を踏まえ、意思決定の迷いを減らすためにも「開業医が集まるコミュニティに積極的に参加し、横のつながりを増やすことが何より大切である」というメッセージが伝えられました。
今後も「いせこみゅ」では、現場のリアルな課題に真摯に向き合い、互いの知見を共有し続けていきます。
今回の協賛企業様
♦ 株式会社 レガート 様
「2026年 開業の景色が変わる」と題し、目まぐるしく変化する医療経営の未来と実践的な対策について貴重な知見を共有していただきました。
♦ 株式会社東京ミライズ 様
情勢を踏まえた具体的な不動産投資・資金運用について詳しく解説いただき、ドクターのライフプランに直結する貴重なお話をいただきました。
